思い出の場所を周ると記憶が整理されて
大学2年の9月頃,「辛いな~」って思っていた時期の話.
私はそれまでの数年「やりたいと思うこと」や「楽しいと思うこと」,「大事だと思っている信念」などを忘れてほんわりと生きていました.
あの時期は色々心が疲れてたんでしょうね…(;´∀`)
こんな書き出しで私が書く今回の記事は,私が二年前に行った,思い出巡りの旅の話です.私が途方もなく疲れてしまって歩け出せなくなってしまった時,それでも歩き出そうともがいていた話です.
要は私にもこんな時期がありました~的な記事です(笑)
人間の未来って地図みたいなものだと思っていました.
いくつかの道があって,どこをどう辿って進むかは本人次第.
ただ,目的地はどこかにあって,歩ける距離は寿命の限り.
目的につけるかは歩いた方向,距離によるものだと.
3年ほど前,いろいろ辛かった時期に話を戻すとこの時期に私は地図を失くしてしまったのだと思います.
最初は地図が読めなくなって,どこへ向かったらいいのか分からなくなって,どうあるいたらいいのかも分からなくなった.
そして気が付けば地図の存在を忘れてすっかり失くしてしまった.
地図は心の状態に依存して形を変えるのだなと思いました.
心には二種類の力というよりはパラメータがあると思います.
「傷つきやすさ」「修復の速さ」です.
傷つきにくい人は修復の速さが遅かったりして,一度ぽっかりと壊れてしまうと治すのに時間がかかったり,傷つきやすい人は傷つくたびに早急に修復して柔軟に動いたりと….両方備わっている人は強い人ですね(笑)
心の傷心度で地図は読めなくなったり無くなったりするような気がします.
と前置きが長くなってしまいましたね.
私は心の地図を取り戻すためにもがき,思い出の場所に行くことにしました.
高校です.
懐かしい友人はいないけれど,そこで作った思い出はその場所に染みついているから.
行ってみて,先生にあって,懐かしい机と椅子に触れてそして座って黒板を見据えて.
窓から見える風景や教室,校舎に染みついた匂い.
吹き抜ける風.風にのって流れてくる生徒の声.
ドアが開いたり,風で思いっきり閉じたりする音.
チャイムと称した学校の校歌(オルゴールver).
何もかもが知っていて忘れていたものでした.
そして懐かしくて大事な思い出.
私はここで何を思っていたのだろうか.
何を願って,何をしようとしたのだろうか.
その場所に行って五感全てに刺激が来るといろいろ記憶が整理されて思い出すもの思い出せますね.
自分が失くしてしまった心意気や意志・夢とかいろいろ思い出せました.
それが全てというわけではありませんが,地図の一かけらになったのかなと思いながら高校を後にして,早1年.
なんだか…
郷愁に駆られますね.