レーザーカッター VLS2.30のパラメーター参考値【シナ材彫刻】
以前レーザーカッターの使い方に軽く触れて実際にやったらシナ材の彫刻で貫通させたあこさんです(,,・д・)
以下、私がパラメーターを記事にする理由なので本題まで飛ばしていただいて構いません。
私が今までに使ったことがあるレーザーカッターは二種類あります。1つはFPGA-CAFE(後述します)のレーザーカッターで、もう1つが大学の中にある加工室みたいなところのものです。(加工室って名前じゃないのでみたいなもの、ということで)
歴史あるというか…多くの人が使ったことのあるFPGA-CAFEのレーザーカッターのパラメーターの参考値はCAFEに大量にあるのですが、大学のものはつい最近入ったものの上にCAFEのとは違うメーカーのもので参考値の種類が少ない上にサンプル(実際に加工した物)が無く加工するのに一度パラメーターが適切かテストしないといけませんでした。
それにレーザーカッター自体の利用者が凄く多いわけでは無いのでネットにも情報が少ない…!
というわけで、無いなら自分で作ればいい。これは物作り魂に火がつく。
それに、私が作ることで他の利用者の人も楽できますしね(笑)
というわけでパラメーター記事をこれから少しずつ書いていこうと思います。
では本題。
※ヨコハマシステムズのレーザーカッター VLS2.30(VLS2.30|小さな卓上レーザー加工機|ヨコハマシステムズ)で行った場合の参考値です。
上のこの機種ね。
今回の参考値はシナ版画版4mmの彫刻です。
まずは加工直後の写真。
これは拭いてもない状態です。
これだけヤニが出るのよということで掲載。
やはり、ヤニが多いですね。
というわけで拭いた後の写真。
左の空白は彫刻したけれどほぼ彫刻が現れなかったところです。
Pが出力でSがスピードです。
【最適と思われる彫刻パラメーター】
溝なし彫刻 P=10(±1),S=60
溝あり彫刻 P=21(±1),S=60
溝ありの数値自体は実際に加工したわけではないのですが恐らくその辺だろうと思います.また,パワーを大きくするとレーザー管の消耗が激しいとのことでしたので(友人談)パワー控えめ,スピード遅めのものを選びました.
パラメータなんて考えてられるか!って人は是非お使いください.
上でちらりと喋ったFPGA-CAFEについて。
FPGA-CAFEというのはエンジニアやサイエンティスト,アーティストなどのコミュニティの場です.詳しくはこちら(FPGA-CAFE/FabLab Tsukuba).
日曜日だけですが,無償でレーザーカッターだけでなく温調のハンダなどを借りることができます.
また,私が行ったのはつくば市にあるFPGA-CAFEという場所ですがこういう工房のネットワークがありこれは「FabLab」と呼ばれています.(FPGA-CAFEもFabLab Tsukubaと呼ばれFabLabの一つです)
FabLabは一般の人にもモノづくりを広めようという思いで発足されたものらしいです.
というわけで全国,全世界各地にあります.
東京にも鎌倉にも,福岡,大分(多分),などなど日本内にも多数のFabLabがありレーザーカッターを一般の人が使える工房があるのです.
なのでレーザーカッター自体実はそんなに自分の生活からかけ離れたものじゃないので是非皆さまお時間があるときにはFabLabにてレーザーカッターをお試しください!
というわけでここからは私のFPGA-CAFEに行ったときの話.
「加工サンプルを見せてください!」と言ったら「勝手に見ていいよ」と快く店員さんがOKをくれたので机の上に全部広げてみました.
かなりのサンプル数,これは期待.
たくさんのデータが貰えました.
写真OKだったのでデータをそれぞれ収め今回のサンプルを作る参考にしました.
そして最後に一杯.
ちゃんとCAFEなので売ってるんです.
ジンジャエール(辛口もあるけど今回はふつうの)280円!
ごちそうさまでした.